過去の暴落局面 リーマンショックについて

  • 2020年3月22日
  • 2020年4月5日
  • 雑談
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okayuです。

米国株式市場が20000ドルを割りました。景気下振れの懸念が強まる中、先週のダウ平均は前日比913ドル21セント(4.5%)安の1万9173ドル98セントと2016年12月以来、約3年4カ月ぶりの安値で終えました。

まだまだ相場は荒れるとは思いますが・・各国対策も打ってきています。功を奏すのか・・慎重に見ていきたいと思います。

今回の新型コロナウイルスによる株式市場の歴史的暴落は景気の下振れを予感させるものとしてインパクトの大きい値下がりとなりました。

今回の下落局面とよく比較されるのがリーマンショックです。

リーマンショックというのはどのような出来事なのか今回は記事にしていきたいと思います。

リーマンショックとは?

ではリーマンショックとは一体なんなのか?

2008年9月15日、米国で第4位の規模となる(当時、以下同)大手証券会社・投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻しました。破綻によるその後の不景気を象徴する歴史的な事案として「リーマンショック」と名付けられました。

リーマンブラザーズの倒産により金融機関同士が疑心暗鬼になり資金回収。そして資金を回収されて資金不足になった金融機関は、顧客への貸し出しを回収せざるを得なくなりました。

それにより企業の倒産が相次ぎ、景気後退に繋がりました。

米国市場NYダウの株価は?というと。(週足です)

リーマンショック 米国株式 DOWJ

NYダウは一時約7000ドル近くまで落ち込みました。リーマンブラザーズの破綻が経済で与えた衝撃は世界に広がり、もちろん日本も影響を受けました。

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リーマンショックの背景にあったもの

リーマンショックの背景にはサブプライムローンの崩壊と住宅バブルの崩壊があります。

①サブプライムローンの崩壊

サブプライムローンとは?

住宅ローンの一種でサブプライム層(所得の少ない、社会的信頼の低い層のことです)にローンを組むことです。

所得が少ないということは当然ローンの支払いが滞る可能性は高く、貸す側(銀行)もリスクを伴います。

しかしサブプライム層は銀行でローンが組めなかったとしても住宅ローン会社によってローンを組むことができました。

というかそんなリスクのある人に普通多額のローンを組ませてくれませんよね?

それなのにサブプライム層でもローンが組めた。何故か?それは。

米国では住宅価格が高騰していた

これがサブプライム層が住宅ローンを組めた理由です。

サブプライム層はたとえ住宅ローンが返せなくなっても住宅価格の高騰がリスクを押し下げました。家と土地を担保にすれば担保価格で住宅ローンの残りの支払いは賄えるという状況でした。

もし支払いに行き詰っても住宅価格が高騰していれば。

しかし住宅バブルによる価格の値上がりが続かず、次第に住宅価格が下落してくると。サブプライム層の支払いが出来なくても家と土地を担保にすればいいという考え方は通用しなくなりました。

住宅価格が下がり、伴って担保価格が下落すれば。当然行き詰まります。低収入の人が見合っていない金額のローンを組むのですから。

その状況を確認するのに参考になるのが、以下の「S&Pケースシラー・全米住宅価格指数」になります。

引用 第一商品 より https://column.dai-ichi.co.jp/023

S&Pケースシラー・全米住宅価格指数とは?

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表する米国の住宅価格の水準を示す指数。 調査対象地域の一定期間の住宅売買のデータを集計し、2000年1月を100として(全米住宅価格指数は2000年第1四半期)指数化したもの。 主要10都市及び主要20都市は毎月最終火曜日に先々月分を発表、全米住宅価格指数は四半期毎に先々月までの四半期分を発表。

引用 楽天証券 マネー用語辞典より https://media.rakuten-sec.net/ud/word/5d808c1f77656181c81e0000

2006年までは上昇していましたが、そこからリーマンショックが起きる2008まで下落に転じています。この住宅価格の下落がサブプライム層の住宅ローンの焦げ付きを引き起こし住宅ローン会社にもリスクが少なく貸付できる仕組みの崩壊を招きました。

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サブプライムローンとリーマンショックの関係性

住宅ローン会社はサブプライムローンを担保として発行される債券を証券会社を通じて世界中の投資家に販売していました。債権を売り、新たなサブプライムローンを組むことが狙いです。

この債権に多額の投資をしていたのが、リーマン・ブラザーズになります。

貸し倒れのリスクがある?債権を売るためにはもちろん高い利率で販売する必要があります。そんな焦げ付くリスクのある商品を低い利率で買う人はまずいませんよね。

その問題を証券会社はどう解決したか?この証券を信頼性の高い上場企業の社債や安全なプライムローン、株式と混ぜて販売しようとしました。

その混ぜ合わせた証券の信頼性を担保するため、AIGと組み元本保証の保険をつけました。

それをCDSと呼びます。ではCDSとはなんなのでしょう?

CDSとは英語表記「Credit default swap」の略で「クレジット・デフォルト・スワップ」のこと。
企業や国などの破綻リスクを売買するデリバティブ(金融派生商品)で、投資対象の破綻に備えた保険の機能を持ちます。CDSの買い手は売り手に一定の手数料を支払う一方、投資先がデフォルト(債務不履行)となった場合には売り手が損失を肩代わりし、「保険金」を支払います。

引用 大和証券 金融・証券用語解説 https://www.daiwa.jp/glossary/YST1071.html

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)と呼ばれるデリバティブ(金融派生商品)のこと。

金融機関が貸し倒れ損失を避けるために開発された一種の保険で、金融機関はAIGに保険料を支払う代わりに万一貸し倒れが起きれば元本を支払ってもらう契約でした。

実際アメリカの格付け機関は、AIGのような保険会社が元本を保証する証券は軒並み、AAA(トリプルエー)をつけています。

リスクの非常に高いサブプライムローンをリスクが最もh食いAAAという格付けで、売れる商品に見せて売りさばいていた結果。

住宅バブルの崩壊とともにこれまで売っていた債権の価値がなくなり、この債権に多額の投資をしていたリーマン・ブラザーズは大きなダメージを負い、破綻します。

破綻したことでサブプライムローン関連の投資について受けた損失に対してかけられていた保険金をAIGが支払う必要性(4410億ドル)が発生し、結果AIGは政府管理の下で再建を図る形になります。

その影響で銀行をはじめとした金融機関がお金の貸し出しを渋るようになり、世界経済が回らなくなり、たくさんの企業の倒産。最終的に不況へ繋がります。

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まとめ

やはりバブルというのはいつか弾けるものです。永遠に続くものではありません。

景気サイクルは循環しています。

リーマンショックによって不況に見舞われ、日本にも影響を及ぼしましたが、その不況も永遠に続くわけではありません。

株式投資をしている人にとって。短期投資、中長期投資と期間によって取るべき対策は変わります。

長期投資の目線で見れば、この時に買い増していた場合。その後の株価上昇により資産形成が加速している可能性が高いです。(以下の図は週足のダウ指数になります。)

そして今回のコロナショックでもほぼ全ての銘柄が売られ、株価が軒並み下がっています。

今の値動きの激しい状況で買い増しをするのはリスクは伴いますが。20年、30年と長期的な視点で考えれば、一部分です。

今現状で全額を投資に回すのは危険ですので、私は小額で少しずつ株の買い増しを行っていきます。将来の資産形成のために少しずつ歩みを進めていきます。

今回は以上です。最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

それでは皆様が充実した日々を過ごせますように。

もし気になる点などあればツイッターもやっていますので気軽にコメントどうぞ。(フォローもして頂けるとありがたいです。)

@okayuchikuwa

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